妊娠中でも脱毛サロンに通える?お腹の赤ちゃんへの影響は?
2018/09/16
脱毛サロンに通っている途中で、妊娠が発覚した場合、そのまま脱毛施術を受け続けることができるのでしょうか?
また、妊娠に気付かずに、施術を受けてしまった場合、お腹の赤ちゃんや自分の身体に何らかの影響はあるのでしょうか?
とても大事なことなので、脱毛サロンで施術を受ける前に知っておきたい、脱毛と妊娠の関係性や疑問点について、解説します。
目次
妊娠中でも脱毛サロンで施術は受けれるの?
先に、結論だけ、お伝えすると、妊娠が分かった時点で、脱毛サロンで施術を受けることはできません。
これは、どの脱毛サロンでも同じです。
脱毛サロンだけでなく、医師が常駐する医療クリニックでも、妊娠中の施術は受けれません。
なぜ、施術が受けれないのか、その理由ですが、
- 施術時に痛みを感じやすくなり、肌への負担が強くなる!
- 臭いに敏感になり体調不良を起こしやすくなる!
- 脱毛効果が薄れてしまう!
- 体毛の濃さが目立つようになる!
- 何かがあってもサロン側が責任を取れない!
といった様々な理由が考えられます。
それぞれの項目の内容を、詳しく確認してみましょう。
施術時に痛みを感じやすくなり、肌への負担が強くなる!
妊娠により、ホルモンバランスが変化し、肌が刺激に敏感になることで、施術時に痛みを感じやすくなります。
その痛みが原因で、子宮収縮や、陣痛の誘発、切迫早産などの危険性も否定できませんし、埋没毛や肌荒れなどの、肌トラブルを起こしてしまう可能性もあります。
また、妊婦の大きなお腹では、同じ姿勢での長時間の施術は、身体に大きな負担が掛かってしまいます。
臭いに敏感になり体調不良を起こしやすくなる!
妊娠初期は、臭いが原因で、吐き気を感じたり、気分が悪くなるなど、つわりの症状が酷くなる時期があります。
今まで、大好物だった食べ物も食べられなくなるぐらい、臭いに過敏になり、体調不良を起こす人もいるぐらいです。
そんな状態で、脱毛サロンで施術を受けると、ジェルや薬品関連の臭いで、体調を崩してしまう可能性もあります。
脱毛効果が薄れてしまう!
体毛の成長は、ホルモンバランスに、強い影響を受けています。
妊娠により、ホルモンバランスが崩れると、体毛のサイクルである毛周期が乱れてしまい、脱毛効果を得られずに、再び同じところから、毛が生えてくる可能性があります。
身体を大切にしなければならない時期に、身体に負担を掛けてまで、施術を受けたのに、全く効果が無ければ、施術を受ける意味がありません。
体毛の濃さが目立つようになる!
妊娠すると、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)といった女性ホルモンが増えることで、メラニンの生成が活発になり、シミやそばかすが増えるだけでなく、身体全体の体毛も濃くなります。
お腹にいる赤ちゃんを守るために、身体の重要な個所のムダ毛が濃くなると言われていますが、出産後にホルモンバランスの状態が元に戻ることで、体毛の状態も、少しずつ戻っていきます。
体毛が濃くなるのは、妊娠時に起こる生理現象なので、そんな状態で脱毛をしても、効果はありません。
何かがあってもサロン側が責任を取れない!
脱毛サロンの光(フラッシュ)脱毛や、医療機関でのレーザー脱毛やニードル(針)脱毛は、お腹にいる胎児に全く影響がないと考えられています。
フラッシュやレーザーの光は、放射線のように身体に害を与えるものではなく、「可視光」と呼ばれる太陽と同じ種類の光です。
もし、妊娠に気付かずに、施術を受けてしまっても、脱毛マシンの光は、肌の表面部分から3~4mmまでしか届きませんし、自然の光を浴びているのと同じなので、安心であると言えます。
妊娠初期だったため、気付かずに脱毛してしまったけど、産まれた赤ちゃんは元気だっという口コミもあります。
ただし、赤ちゃんに対して、臨床試験を行った訳ではないですし、行える訳もないので、100%絶対に安全とは言い切れません。
何かがあった時に、脱毛サロン側は、責任が取れないので、妊娠中は施術が受けれないというルールになっています。
逆に、妊娠中でも、脱毛が受けれるサロンがあれば、信用できないので、要注意です。
上記の項目を確認すれば、なぜ脱毛施術を受けれないのか、一目瞭然です。
妊娠中はできるだけ安静にして、身体に負担を与えるような行動は控えるようにしましょう。
元気な赤ちゃんを産むことが何よりも最優先です。
脱毛サロンには、妊娠が発覚した時点で、すぐに連絡する!
妊娠が分かったら、すぐに通っている脱毛サロンに連絡するようにしてください。
電話で連絡しても良いですし、直接来店して伝えても、構いません。
とにかく、まずはサロン側に、妊娠している事実を伝えるようにしましょう。
妊娠を伝えることで、今後、どのようにすれば良いのか、教えてくれるはずです。
脱毛サロンには休会制度がある!
ほとんどの脱毛サロンでは、休会制度があり、サロンに籍を残したまま、お休みすることができます。
ただし、必ず休止したいことをスタッフさんに伝える必要があり、手続きが済めば、月額制の料金の支払いなども、ストップしますし、安心して産休に入れます。
しばらく通えなくなるからといって、サロンを無理に解約する必要はありません。ですが、今後、脱毛サロンに通う気がないと断言できるなら、解約するのがベストです。
解約した後に、再契約を希望する場合、利用が初めての人限定のキャンペーンや特典は、一切受けられなくなりますので、十分に考慮した上で、決断してください。
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各サロンの妊娠中の対応を比較してみましょう!
各サロンの妊娠中の対応を調査してみたところ、どの脱毛サロンも、ほとんど対応は同じです。気を付けなければならないのは、各サロンのプランによって、保証期間や有効期限があることです。
休止の連絡を忘れてしまい、知らない内に契約が失効してしまわないように、ご注意ください。
サロン名 | 休止期限 | 再開 |
---|---|---|
銀座カラー(ginza-calla) | 回数無制限コースは連絡することで無期限、連絡を忘れると1年で契約が終了。回数制コースは、休止中の場合、残数は消費されない。 | 生理が2回以上順調に来ていること。 |
シースリー(C3) | 生涯保証なので無期限。 | 出産・授乳終了後、生理が順調に来ていること。 |
キレイモ(KIREIMO) | 基本は休止制度なし。月額制は中途解約しても、違約金も解約手数料も無料で、再度契約可能。パックプランの保証期間は2年間。 | 授乳終了後。 |
恋肌(旧ラヴォーグ) | 月額制は無期限。回数制コースは、休止中の場合、残数は消費されない。 | 生理が2回以上順調に来ていること。 |
コロリー(coloree) | 回数無制限コースは無期限。 | 出産・授乳終了後、生理が2回以上順調に来ていること。 |
ミュゼプラチナム(MUSEE PLATINUM) | 回数無制限コースは無期限、それ以外のコースは、最後の施術から5年間。 | 出産・授乳終了後、生理が2回以上順調に来ていること。 |
エピレ(epiler by エステティックTBC) | 回数制コースは、休止中の場合、残数は消費されない。 | 出産後2ヶ月以上経過してから。 |
ジェイエステティック(Jesthetic) | 回数制コースは、休止中の場合、残数は消費されない。 | 生理が順調に来ていること。 |
脱毛ラボ(datsumo-labo) | 休会しても月額制の支払いは続く。回数制に関しては保証期間があり延長も可能。 | 生理周期が安定してから。 |
脱毛サロンの妊娠中の対応についてのQ&A!
妊娠が分かってサロンを休止してから脱毛を再開できるまでの期間は?
復帰できるタイミングですが、出産し、生理が2回以上順調に来てから、脱毛を再開できるケースがほとんどです。
サロンによっては、さらに、卒乳後でないと、出産前の状態に戻ったと判断されないところもあります。
詳しくは、それぞれのサロンのスタッフさんに確認するようにしてください。
私個人的な意見として、赤ちゃんが産まれてから、最初の1年ぐらいは、子育てに追われるため、脱毛どころの話ではありません。どんなに早くても、1年は脱毛への復帰は難しいというのが感想です。大半の人が、産後1年以降に脱毛を再開しています。
再開条件はあくまで目安なので、最終的には、自分の身体の状態を見定めて、再開ができるかどうか判断してから、脱毛スケジュールを立ててください。
妊娠でお休みした場合、今までの施術効果は維持できるの?
お休みするまでに何回の施術を受けたかによって変わってきます。妊娠中はホルモンバランスの乱れにより、毛が濃くなることもありますので、1~3回程度しか施術を受けていないなら、効果を維持するのは難しいです。
目安として、6回以上の施術を受けていた場合、ある程度の脱毛効果を維持できるぐらいに考えておきましょう。正直、各個人差があるので、明確にお伝えすることができません。
託児所付きの脱毛サロンはあるの?
残念ながら、当サイトで紹介している脱毛サロンには、託児所付きのサロンはありません。他のサロンも、保育をしてくれるサロンは聞いたことがありません(個人経営は別)。
脱毛サロンには、脱毛マシンなどの機械もありますし、子供が無闇に触れて怪我をしてしまうかもしれないリスクを考えると、現状では対応が難しいのかもしれません。
さらに、大手の脱毛サロンは、可能な限りかストカットを行い、低料金を実現しているところが多いので、小さいお子さんへの対応まで手が回らないのが現状です。
今後は、子育てママも通えるように、脱毛中は子供を保育してくれるサロンが出店されれば、有難いですね。
※託児所が併設されている商業施設内に店舗があるサロンはあります。
妊娠中の脱毛の自己処理はどうしたらいいの?家庭用脱毛器は使ってもいいの?
脱毛サロンに通えないとなると、ムダ毛は自己処理するしかありませんが、どういった方法で自己処理すればいいのでしょうか?
考えられる自己処理の方法として、
- カミソリ
- 毛抜き
- ワックス
- 家庭用脱毛器
- 脱毛クリーム
- 電気シェーバー
などがあります。
まず、カミソリと毛抜きですが、妊娠で敏感になっている肌に使用すると、肌トラブルを起こしやすいので、使用はNGです(ワックスも同様です)。
そして、家庭用脱毛器と脱毛クリームですが、注意書きに、出産前後と妊娠中の使用は控えるようにとなっていますので、オススメはできません。
残っているのが、電気シェーバーだけですが、脱毛サロンでも、自宅での自己処理に電気シェーバーをオススメしていることを考えると、妊娠中の自己処理は、電気シェーバーがベストではないでしょうか。
※サロンの店頭や電気量販店に行けば、2,000~3,0000円ぐらいの費用で電気シェーバーを購入できます。
処理する時は、決して、力を入れずに、優しく、肌の表面を滑らせるように処理してください。肌を傷付けないことが最優先です。
今後、妊活の予定がある人はどうすればいいの?
脱毛サロンに通い始めると、ムダ毛をキレイにするためには、最低でも、1年~1年半はサロンに通うことになります。
その期間中に、妊娠してしまうことは十分に考えられるので、仮に長期でお休みすることになっても、契約が切れたり、お金が余分に掛かったりしないような、休止期限が無期限のサロンを選ぶのが無難です。
脱毛サロンの妊娠中の対応についてのまとめ!
以上、脱毛サロンへ通っている途中で妊娠した場合の対応について解説しました。
大事な点をまとめると、妊娠した時点で、脱毛サロンでの施術は受けれません。すぐに通っている店舗に連絡し、脱毛の休止、もしくは解約処理を行ってください。
サロンに通えない間に自己処理を行いたい場合、電気シェーバーで対応するようにしましょう。最も肌への負担が少ない自己処理の方法です。
妊娠中に一番大事なことは、元気な赤ちゃんを産むことです。他のことは二の次であることを理解しておいてください。